あなたの知らない世界~保護司とは?~②

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まず、初日の辞令伝達式でその事実を知り、大変驚いたことは……。

保護司って、「先生」と呼ばれているんです。

私は、そこにとってもとっても違和感を覚えました。

 

保護観察対象者の改善更生を助けるという使命のもと、「保護観察官」と「保護司」が役割分担して活動するわけですが、行政職員である保護観察官とは異なる立場として、「保護司」が存在しています。

それは何かというと、「地域のおじちゃん・おばちゃん(おにいちゃん・おねえちゃんもいますね)」という立場です。

そこには、肩書も何も必要なく、ただ「あなたを受け止め、理解し、社会復帰を応援したいという気持ちを持っている、普通のおじちゃん・おばちゃん」であることが、大事なんだと、私は理解しています。

それなのに、「先生」と、呼ばせるなんて……。

「先生」という言葉の持つ「魔力」が、お互いの人間関係にいかに多大な影響を及ぼすのか……。

 

私は長年議員という立場にいたのですが、実は議員も「先生」と呼ばれるんですよね。

でも、議員の職務は、どう考えても「先生」と呼ばれるものではなく、あくまでも、誰に対しても「対等」であるべきだと私は思っていたので、できるだけそう呼ばれるのはお断りしてきました。

 

そんなこんなもあったんだけど、もしかして、私が気づいていない「先生」と呼ばせる何か深い意味があるのかもしれないとも思ったので、2日目の先輩保護司を囲んでの座談会で、「先生と呼ばせる意味や意義があるのか?」という質問をしてみたのです。

そうしたら、特に意味はないし、強制もないとのこと。

 

聞いてよかった。

 

あくまでも保護司としての私は、「先生」ではありませし、決して「先生」になってはいけないという自戒も込めて、どうか「さんづけ」でお呼びいただければと思います

m(__)m

tomoko