防災の取り組みについて〜「学校キャンプ」と「カエルキャラバン」との連携について〜 (平成26年第4回定例会・一般質問⑦)

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片畑⇒今年は、自然災害の脅威を、痛切に感じさせられた1年であった。
亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された皆様方が、一日も早く通常の生活に戻られることを願って止まない。

災害は、いつ何時、襲ってくるかわからない。
だからこそ、そのような不測の事態に備え、速やかに対処できる知恵やスキルを身につけていくことが、危機を回避する可能性につながる。

そのことから、地域の中でも様々な機関や団体が主体となり、防災訓練や避難訓練が行われているが、
一方で、挙げられる課題として、「顔ぶれがいつも同じ」、「参加する層が偏っている」という、お声も伺っている。
実は、このような状況は国分寺市のみならず、全国的な傾向のようである。

そのような課題を踏まえ、今年11月1日に、市政施行50周年記念事業として、
「防災フェスタin国分寺」の第1部「イザ!カエルキャラバン」が、実施された。
これは、子どもたちや若い親子を対象に、震災時に必要な「技」や「知識」を身につけてもらうという、新しい防災訓練で、
おもちゃの物々交換プログラム「かえっこバザール」や、ゲーム感覚で楽しみながら消火・救出・救護などの知恵や技を学べる「防災訓練プログラム」を組み合わせたNPOのオリジナル企画に、
国分寺独自のプログラムをドッキングさせて、30を超える団体が相互に協力し合いながら行われたと聞いている。
残念ながら、私は当日伺えなかったので、あらためてご担当から、この防災訓練のご説明をお願いしたい。

総務部長⇒この「カエルキャラバン」そのものは、今、多少ご紹介いただいたが、最大の目的が、まさに国分寺の将来を担っていただくお子さん、そのお子さん方の保護者の世代といった方々に防災に関する関心をぜひ持っていただきたいということである。今、議員からもご紹介いただいたメニューについては、NPOが用意した基本的なメニューに、国分寺市独自のメニューを追加して、楽しんでいただいた。主なものをご紹介すると、まず、「おもちゃを介して、子どもたちが防災の様々な手法を学んでいく」ところは、もともとオリジナルの最大の目的としてあった。国分寺独自のものとして、例えば、災害時の水の大切さを知ってもらおうということで、武蔵国分寺公園の中の井戸を活用した内容にしたり、災害時の要援護者の体験を具体化していただいたり、備蓄食料のビスケットにマシュマロを挟んだ防災おやつを、子どもたちにつくってもらったりといった、国分寺独自のブースを設け、子どもたちにとても楽しんでいただきながら、防災の大切さを学んでいただいたのが、今回の主な内容である。

 

片畑⇒時間の関係上、ご紹介いただいた内容は、ほんの一部であり、私が伺った話では、もっといろいろバラエティーに富んだオリジナル企画もあったと聞いている。
先にも申し上げたように、従来型の防災訓練には、若い世代や子どもたちの参加意欲・動機づけが難しいという側面もあった。
けれども、いざ災害が生じたときに、一番大変な思いをするのが、子どもたちであり、小さな子どもを抱えたファミリー層でもある。
そういう意味からも、子どもたちに対して、子ども目線で様々な防災教育、あるいは疑似体験の機会を提供するという、「カエルキャラバン」の取り組みを、ぜひとも次年度にもつなげていただきたいと思う。

 

そこで1つの提案として、現在、市内の小学校で行われている学校キャンプ事業で、
「3.11を忘れない」というテーマで、「カエルキャラバン」を行っていただきたい。

 

計画停電や食料品の買い占めなど、不便かつ不安な毎日ではあったが、
一方で、家族や地域のつながりや温かさを実感し、
また、限られた資源を大切にしなければならないと再認識させられた、
貴重な試練の期間であったようにも思う。
あれから3年半が過ぎ、少なくとも国分寺においては、元通りの生活に戻った感があるが、
東北の復興はまだ道半ばと聞いている。
ライフラインの大切さや、人と人とが協力し合う大切さ、ものがなくても工夫する知恵や、我慢する気持ちなど、年に1回、あの頃のことを思い出し、しっかりと心に刻むとともに、
災害時における様々な知恵やスキルを身につけるためにも、非常時には避難所となる学校という場で、防災訓練を体験することは効果的であると思う。

 

現在、学校キャンプ事業については、ほとんどの学校では、保護者が企画し、運営されている状況であるが、
中には、保護者の大きな負担になっている小学校もあるという、お声も伺っている。
そういう学校と特に重点的に連携して、ぜひ来年度からの実施につなげていただきたいと思うが、学校キャンプ事業担当と防災担当の、それぞれからご答弁を。

 

教育長⇒夏季休業中に行う「学校キャンプ」については、3.11以降、どの学校も、「防災」という視点からメニューを入れている。一斗缶でご飯を炊いてみたり、かまどをつくってみたり、あるいは、消防署と連携をして初期消火の訓練をしてみたり、学校ごとに様々な工夫をして行っている。今回、「カエルキャラバン」というお話があったが、これは第四小学校を会場にして、第四小学校の子どもはもちろん、教職員もかなり参加している。担当課とも連携をとりながら、学校キャンプとの連携がどのようにできるのか、今後、研究してまいりたいと思う。

 

総務部長⇒今回の「カエルキャラバン」については、市民の団体36団体、350名の方にご協力をいただいた。それぞれのメニューについては、それぞれの団体にしっかりとやっていただいている。なおかつ、それぞれのメニューごとのマニュアルもできているので、多少の練習は必要になるかと思うが、十分活動ができる体制がとれているので、協力をしていきたいと考えている。

 

片畑⇒ぜひとも、次年度には1校でも、連携し、実施していただくよう、よろしくお願いいたします。

tomoko