特別支援教育について〜周囲の理解を深める取り組みについて〜 (平成26年第4回定例会・一般質問⑤)

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片畑⇒地域の学校で「通級指導」が受けられることは、、
いろいろなメリットがある一方で、課題もある。
その一つとして、「通級に通っていることを知られたくない」と思っている、子どもや保護者がいるということである。
「知られたくない」と思ってしまう、思わざるを得ない状況については、十二分に理解できる。
けれども、だからといって、地域の学校で「通級指導」が行われることを、否定する理由にはしてもらいたくないと思う。

 

うではなく、私たちはむしろ、周囲の誤解や、偏見や。差別を取り除く取り組みこそ、努力していくべきだろうと思う。
特別支援教育は、「障害のある幼児児童生徒への教育にとどまらず、
障害の有無やその他の個々の違いを認識しつつ
様々な人々が生き生きと活躍できる共生社会の形成の基礎となるものであり、
我が国の現在及び将来の社会にとって重要な意味を持っている」という、
崇高な理念が掲げられている。

 

私は、平成19年に特別支援教育が導入される前から、教員や子どもたちのみならず、
保護者を含めて周囲の人たちが理解することが、
ノーマライゼーションにつながるのだということを、繰り返し求めてきた。

 

しかしながら、障がいに関することも、特別支援教育とは何ぞやということも、ご存じない方が結構いらっしゃるし、
ましてや、共生社会に向けて共に取り組んでいこうと、思われている方はどのぐらいいらっしゃるのか、
残念な現状も耳に届いている。
こういった現状について、教育委員会としての見解と、具体的な取り組みがあれば、お示しいただきたい。

 

教育長⇒特別支援教育の本当の意味での理解について、まだ課題があるというご指摘だと受けとめている。市の教育委員会では、これまで基本計画に基づいて、通級指導学級も順次増やしてきている。現在は15校の小中学校のうち、5校にまで通級指導学級が設置され、自分の身近なところにそういう学級もあることをご理解いただくことは進んでいると思っているし、偏見があるとすれば、その払拭にも役立っているのではないかと考えている。

 

かつ、保護者、地域の方々への特別支援教育へのご理解を進めるという観点からは、2点、私どもの取り組みがあると考えている。1点目は特別支援学級と通常の学級の子どもたちが交流する機会をたくさん持つべきであろうと。その交流する機会を充実させて、その様子を保護者や地域の方々に見ていただき、ご理解を進めていただく。これが取り組みの1つだと考えている。もう1点は、特別支援学級で様々な行事を持っているが、こういった行事に地域の方や保護者にもたくさん参加をしていただき、通常学級との交流の様子や、あるいは、特別支援学級の子どもたちがここまで力を伸ばしているという状況を実際に見ていただいて理解を進める。こういう取り組みをこれまでもしておりますし、今後も計画的に行っていきたいと考えている。

 

片畑⇒ぜひ意識的に、きめ細やかに、様々な取り組みをしていただくよう、強くお願いする。

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