平成25年度の決算に対して、不認定の判断をしました

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平成26年第3回定例会が、昨日閉会いたしました。

今定例会は、平成25年度の決算審査がおこなれ、決算特別委員会でも最終本会議の採決でも、賛成少数で不認定となりました。

本会議での採決にあたり、反対の立場からの討論を行いましたので、ご報告いたします。

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それでは、議案第89号、平成25年度国分寺市一般会計歳入歳出決算の認定について、反対の立場から討論させていただきます。

我が会派は、昨年度の決算審査においても、認定できないという結論を出しましたが、その際に申し述べた討論において、いくつかの指摘をいたしました。
今回、あらためて昨年の議事録を読み返してみましたが、
今年も全く同じレベルの、全く同じ内容を指摘をせざるを得ない状態であることに、激しい怒りを感じております。

 

この、私が感じていると同様の怒りを、監査委員による意見書の中にも見て取れます。
以下、意見書を一部抜粋して読み上げます。

 

●おもてなし・地域交流施設における自主事業に要する光熱水費について、平成24年度の定期監査において諸収入で調定するよう指摘し、是正する旨の回答があったにもかかわらず、失念により翌年度の過年度収入となっていた。【ふるさと文化財課】

●体育協会補助金について、24年度の財政援助団体監査において、交付時期の遅れから協会職員による立て替え払い及び職員の賃金が未払いであったことを指摘したが、その状態が25年度も変わらない状況を確認した。【社会教育・スポーツ振興課】

●例年の決算監査で指摘しているところであるが、今年度においても、支払処理遅延及び清算処理遅延が確認された。【複数課】

●以下の通り、不適切な契約事項が見受けられた。この契約事項については、例年の決算審査で繰り返し指摘しているところであるが、契約事務規則に基づいき、適正に契約手続きをされたい。【協働コミュニティ課、小学校、市民課、生活福祉課、経済課、社会教育・スポーツ振興課】

●「国分寺市全図」の印刷製本の支出負担行為日について、一度修正し、本審査で請書を確認したところ、さらに支出負担行為日に誤りがあることを確認した。【市政戦略室】

 

このように、議会からも監査委員からも、これまですでに指摘を受けていながらも、改善につながっていないという、非常に情けない実態が明るみに出た決算審査でした。

 

すでに監査委員から数々の指摘を受け、数週間あるいは数ヵ月経っていますが、
なぜ、そのような失念をしたのか、不適切な事務執行を行ってしまったのか、課内はもとより部内で意見交換し、
もう二度とこういう過ちは起こさないという意識改善を徹底したと、胸を張って言える管理職はどれほどいるでしょうか。

 

少なくとも、私が決算審査で質疑した「市民スポーツセンターの設備修繕に関する不正行為」については、的確な現状分析すらできていませんでした。
しかも、あたかも他人事であるかのように、「知らぬ存ぜぬ」の繰り返しでした。

 

この、「私は関係ない」「悪いのはあの人だけだ」という傍観者的な意識が、第2第の過ちを、引き起こしているんじゃないでしょうか。

 

引き起こしてしまったミス、そのこと自体も確かに問題です。
しかしながら、ミスや過ちをおかしてしまったとき、そのことに対して、どう考え、どのように対応していくのか。
そのプロセスの方が、もっと大事であると私は考えます。

 

けれども、残念ながら、国分寺市役所においては、そのことが軽視されており、
再発防止どころか、ミスや過ちをおかしやすい空気が蔓延しているという実態こそが、大変大きな課題であるということを、あらためて指摘いたします。

 

連帯責任とまでは言いません。けれども、皆さんは同じ組織内で仕事をしているわけですから、
自分の仲間がとんでもないミスをして、議会や市民の信頼を裏切るような行為をしてしまった場合には、
自分がやったと同様に心を痛めてください。

そして、どうすればその信頼を回復できるのか、
それから、自分も同じような事務をしているわけですから、自分は決して同様のミスはしないという強い決意のもと、
さらなる努力をすべきです。

 

そういう体制になっていますか?
そういう連携がはかれていますか?
私には、今の皆さん方から、とてもそのような気概を感じることはできません。
今こそ、公務員としてのプライドを持ってください。

 

 本来、決算審査とは、社会状況や市民の満足度等と照らし合わせながら、事業が適切に執行されたか、さらに効果的な事業の方法はないかなど、行政のPDCAに即して次年度の予算に反映させる、重要な質疑が行われる場です。

 

私はここ数年、行政が実施したことの結果である「アウトプット」のみならず、市民や地域がどのように変わっていくかを示した「アウトカム」の観点からという、さらにレベルアップした評価を求めてきました。
それにもかかわらず、「アウトカム」や「アウトプット」というレベルどころか、インプットのはるか手前の、
基礎基本の事務執行の不適切さについて、あらためて一つひとつ質していかなくてはならない、そのことに多大な時間をかけなくてはならないという事態です。

 

これまでも、様々な場面で、私なりに誠心誠意、言葉をつくし、ある時には厳しい指摘もさせていただきましたし、同じ目標に向かって共に進んでいくためのエールも送ってきたつもりです。
けれども、馬耳東風と言いますか、結局、何一つ、響いていなかったんだなぁと、これ以上、言葉を続ける気にもなれないというのが正直な気持ちです。

 

難しいことは言いません。
それぞれの立場において、当たり前のこと、やるべきことを、日々しっかりとやってください。

 

最後になりましたが、決算審査の資料作成等に携わっていただきました皆様の御労苦に感謝申し上げまして、
平成25年度国分寺市一般会計歳入歳出決算の認定については、断じて認めることはできないという立場からの討論とさせていただきます。

tomoko