何を「目的」として掲げ、何を「評価」するか

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国分寺市の策定する計画の何が問題で、その改善に向けて私が何を指摘してきたか、
ご参考までに、
4年前の一般質問をご紹介いたします。

 

【平成22年第2回定例会 一般質問】

行政経営の効率化を具体化するために、一つ提案がある。。
それは「政策の体系化」である。

ある本によると、政策の体系化の説明として、「政策や施策、戦略や戦術をデザインする道具。設計図」とあった。

そこで、三重県総合計画概要版の資料を出していただいた。
これは、市民・県民が見ても大変分かりやすい「設計図」になっている。

また、国分寺市の計画とは、根本的な考え方が大きく違っている。
それは、何か。

 

行政活動は、
「インプット」=人や予算など、資源の投入、
それから、「アウトプット」=行政活動によって、提供されたモノやサービス量、
そして、「アウトカム」=対象となる市民や地域における効果、の順序で展開される。

この流れを具体的に説明すると、
「インプット」として、
300万円の予算と2人の人員を投入し、
「アウトプット」として、ボランティア講習会を年
60回開催し、300人の受講者があった。
そして、実際に地域でボランティアを実践する人が
200になった、というのが「アウトカム」である。

 

そもそも行政活動の最終目的は、「アウトカム」を実現することであり、三重県では、この「アウトカム」を目的として、計画を立てている。
一方、国分寺市の総合計画は、「アウトプット」止まりというか、下手したら、「インプット」が目的であり、評価の対象となってしまっているケースさえある。


つまり
、「ボランティア講習会に300万円の予算をつけた」ということで、A評価になっている。
「当初の予定が達成できた」、という理由で。

これでは、市民生活や地域を変えることはできない。

 

「政策」―「施策」―「事務事業」、あるいは、「ポリシー」―「プログラム」―「プロジェクト」を体系化し、
「インプット」―「アウトプット」―「アウトカム」の流れを明確にすることで、
職員の取り組み意欲と改善意識の向上、効率性・効果性の向上、市民に対する透明性の向上が期待できる。

 

あらゆる計画の策定・見直しにおいて、この政策の体系化を意識して取り組んでいただくことを求める。

tomoko