新潟市の保育事業についての視察報告(なんと、平成18年度以降、待機児ゼロを堅持!)

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7月16日朝、佐渡市からジェットフォイルで新潟港まで戻り、新潟市役所で、保育施策についてのお話を伺いました。

 

今回初めて知ったのですが、新潟市は、幼稚園に比べて圧倒的に保育園が多いそうです。。
幼稚園41園に対して、認可保育園222園(公立87園、私立135園)。
平成2641日現在の入園児童数は、20,371名。
※平成23年のデータですが、就学前児童数に対する保育園定員の割合は47.6%とのこと。

 

 また、多様な保育サービスとして、
「子育て支援センター」(利用者以外の地域住民への子育て支援事業)実施園は
44園、
「休日保育」実施園は、
10園、
「夜間保育」実施園は、
4園、
専用保育室と専任保育士を配置している「一時預かり拠点園」は、
41園ですが、拠点園以外でも、全保育園で緊急預かりを実施、
「病児保育」実施園は、
8園。

 

特筆すべきは、公立・私立すべての園で、定員枠を設けず、障がいのあるお子さんを受け入れているということ。
そのための加配職員人件費として、約550人×12か月分として、5億円強もの予算が確保されています(平成24年度の決算数値)。

 

 「なぜ、ここまで保育施設が整備されているのか」と質問したのですが、ご担当の職員からは、明確なご回答は出ませんでした。

つまり、ずっと前からこれが当たり前の状態なので、あらためて「なぜ」という問いに対する、答えが見つからないという感じなんだろうと、私は受け止めました。

 

ちなみに、新潟市総合情報誌「日本海政令市新潟」第8号によると、

新潟市は、明治23年に日本初の保育園が誕生した地で、その背景には、昔から女性の社会進出がすすんでおり、保育のニーズが高かったという地域性があったと考えられる。現在も30代女性の就業率が政令市の中でトップと、女性の社会参加への意識は高い。そうした社会的要請に行政側も応える形で、子育て世代が安心して働くことができる保育体制が出来上がってきている、とのことです。

 

 そういう地域状況から、行政や社会福祉法人等による認可保育園以外にも、事業者、自治会、宗教法人、病院施設など、多様な設置主体者による認可外保育施設も、34施設(ベビーホテル6施設、事業所内21施設、その他7施設)あり、平成2641日現在の入所児童数は、436名。

 

 数はもちろんですが、保育の内容・質についても、国分寺市よりも一歩も二歩も進んでいます。

このように、保育施設が整備されている地域とそうでない地域における女性の意識と、子どもたちの成長の様子に、どのような違いがあるのかないのか、とっても興味を持ちました。(私が学生だったら、卒論のテーマとして調査研究してみたいところです)

 

【参考データ】
国分寺市は、認可保育園23園(公立7園、私立16園)、平成2671日現在の入園者数は、1,990人。(欠員があるため、定員数よりは下回っています)
※就学前児童数に対する保育園定員の割合は、私のざっくりとした手計算によると、約3割。
認可外保育施設については、8園(認証保育所4園、家庭福祉員4園)。

tomoko