佐渡視察報告④(若者への支援について〜一歩進んだ佐渡市の苦悩〜)

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相談支援の目的は、「相談を受ける」ことではなくて、「問題の解決」です。
今回の視察で、事例紹介もしていただきましたが、
そう簡単に解決できるケースばかりではありません。

 

でも、そもそも論として、「問題は誰が解決するのか」。
それは、当事者でしかない。

 

周囲の人間や支援機関が為すべきことは、「自分たちが、その解決策を見つけること」ではなくて、
当事者が解決できるだけの力をつけていくこと、解決の糸口となるような情報を当事者が獲得すること、解決する方向に向かおうと当事者が変わっていくこと、などに対する支援ではないでしょうか。

 

そこをはき違えて、頓珍漢なアドバイスの押しつけで当事者を傷つけてしまったり、
逆に「あの人は私たちの言うことをちっとも聞かない」などと、
支援する側がまるで支配者のように振舞ったりするケースがあるということも、
国分寺市内の相談支援機関において、少なからず聞いています。

 

けれども、今回の視察で私が好感を持ったのは、佐渡市の担当者は、解決できない問題があるということに「苦悩」されていたということです。

 

「できなくても仕様がない」という、開き直りの自己保身からは、何も生まれません。

自分の力不足を認識した上で、どうすれば課題解決につなげられるのか、悩んで苦しんで、考え続けた先にこそ、光が見えてくるのではないかと、私は思います。

 

国分寺市でも、姉妹都市である佐渡市の取り組みを参考にし、情報交換しながら、「悩み苦しみ迷いながらも」一歩ずつでも進んで行きたいと、心の底から思いました。

tomoko