子ども・若者の居場所について

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【平成26年第2回定例会・一般質問(6月5日)】

片畑⇒子育て・子育ちいきいき計画の冒頭に、
「この計画は、行政と、子育て家庭、地域で住み活動する市民等による協力・協働・連携によって、(途中省略)、地域社会が、子どもが健やかに成長していける場(=居場所)となることを目指して」と書かれてある。

 

しかしながら、その「居場所」は、平成24年度の事業評価では、
11ある施策のうちの最も進んでいない施策となっている。

 

そのことから、特に「子どもが居場所と思える地域・子ども施設・学校を増やす」という施策について、
「子育て・子育ちいきいき計画推進協議会」による、担当課へのヒアリングがなされ、
担当課との詳細なやり取りについての記述も含めた報告書が挙げられている。

 

委員からのご質問やご意見はまさに的確で適切であるが、
本評価報告書は、後期計画への反映を求めるという締めになっている。
けれども、本来は年次ごとの評価であり、評価年度の次々年度の事業に反映すべきものである。

 

ようやく24年度の評価が終わったということ自体、言語道断ではあるが、
この件については、すでに先の文教子ども委員会で指摘させていただいた。
本計画の進行管理を担っている事務局としては、次期計画に反映などという呑気なことは口が裂けても言わないでいただきたい。

 

来年度に向け、もっとも進んでいない、「子どもが居場所と思える地域・子ども施設・学校を増やす」という施策について、どのように取り組んでいくのか。

 

子ども福祉部長できるところから早くやりたいということで、事務局である子育て支援課が、居場所の担当課に対して、評価結果の説明をし、その内容を十分に理解してもらうことが、まず第一だと、作業をすでに始めている。
早期の対応を各主管課に対して促すように、今後努めていきたい。

 

片畑⇒「子どもの意見を聞くように」とか、「子どもに限定した事業ではないが、子どもを対象とした事業であるので、子どもの視点を意識すべき」とか、「担当課は、子ども施策としての意義自体理解できていない」など、
今回、協議会委員が指摘されたと同様のことを、
私はこれまでも議会の場で、個別具体的に所管課に対して再三再四指摘してきたが、
こういう現状である。
部長は言ったからと言って、すぐに改善されると思っているのか。

 

子育て・子育ちいきいき計画に基づいた「子どもの居場所づくりに関する市民ワークショップ」の報告書では、
さらに高度な考えが示されている。

 

小学校高学年以上の子どもたちの「居場所」は、大人が「ここが子どもの居場所だ」と指定し、
子どもたちにそこへ行くことを指示していくような性質の場所ではありません。
子どもたち自身が、そこへ行くことを選び取っていくような場所であると考えられます。
その意味では、一般的には「子どもの居場所」としては想定されていないような塾や商店、道路なども、
子どもたちからは重要な居場所として捉えられていることがあります。
また、本来は、「ここが子どもの居場所だ」と大人が限定するのではなく、
社会全体が、子どもの存在を尊重し、支援していく形で「子どもの居場所」となっていくことが大切だと考えます

 

先ほども言ったが、子育て・子育ちいきいき計画でも、
「地域社会が、子どもが健やかに成長していける場(=居場所)となることを目指して」とある。
市の施設や庁内関係各課にとどまらず、
どうすれば、地域全体が子どもの居場所となるのかということについても、達成すべき目標であるとの認識を持って、進行管理をすることを求める。

 

子ども福祉部長⇒子育て・子育ちいきいき計画にも記載されていることが、なかなか進んでいないということは事実である。まず、市の職員、公の施設の職員に、そういったことの理解をしてもらうことが一番重要だろうと思う。
また、市の職員は異動があるので、継続して取り組んでいく必要がある。
子どもの視点を大事にするということを、常に子ども福祉部から投げかけるような取り組みを、今後進めていきたいと考える。

 

片畑⇒そもそも論として、「子どもにとっての、居場所とは何ぞや」ということ。
その基礎基本となる定義を、ぜひ明確にし、共有していく。それが第一歩だと思う。

tomoko