いじめって何ですか?

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今日は、「国分寺市教育7DAYS」3日目。
本多公民館で行われた「いじめに関する講演会 「いじめって何ですか?」 ~いじめに対する大人の認識を考える~」(19時~21時)に参加しました。

定員200名とのことでしたが、40名くらいの出席で、ほとんどが背広を着た年配男性(学校関係者でしょうか?)。

いわゆる市民や保護者らしき方は数人程度。
なんでかなーと思いながら帰宅し、あらためて娘が持って帰ってきたこの講演会のご案内チラシを見てみましたら・・・・・・。

 

これじゃ、参加する気にならないなーと。

 

・紙が色紙じゃないので、他のお便りに埋もれてしまう(実際、我が家がそうでした)
・「いじめに関する講演会」というタイトルが、非常に堅苦しい内容をイメージさせる。
・時間が平日の夜で、会場の本多公民館は大多数のエリアの方にとって、とっても不便な場所である。
・講師の小森美登里さんの詳細な紹介がなく、「NPO理事」という肩書しかないので、わざわざ出かけてまで話を聞こうという興味をそそられない。
・出席するには、「事前申し込みが必要」なので、面倒くさい。
・しかも極めつけは、申し込みの際には、名前を名乗らないといけない!!
ぶっちゃけ、私も、文教子ども委員長という立場でなければ、たぶん、行かなかったと思う)

 

会場での紹介DVDを観て初めて私も知ったのですが、講師の小森美登里さんご自身が、1998年に当時高校1年生だった一人娘の香澄さんを、いじめが原因による自殺で失ったご経験をお持ちの方なのです。

香澄さんの死を無駄にしないために、ご主人とともに、いじめや暴力のない社会を優しい社会づくりのために、NPO法人ジェントルハートプロジェクトを設立され、今までに、全国の学校や教育委員会などで1000回以上の講演を行われています。


この経歴を見ただけでも
、「じゃあ話を聞きたい」と思う方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
また、元文部科学省いじめ問題アドバイザー、滋賀県いじめ対策研究チーム会議委員でもいらしたとのこと。

 

さて。


当然、市民の皆さん、とりわけ当事者の皆さんは、議員である私が、このような講演を聞き、どう感じ、どう考え、今後どのように取り組んでいくのか、というところをこそ、お知りになりたいと思われるということは、重々承知しております。


確かに、約1時間半のお話を伺う中で、私自身、とってもたくさんのことを感じ、喚起され、いろいろと思い出しながら考えました。


けれども、思いや考えを言葉や文章にして、さらに公表するためには、さらに時間をかけ熟成させる必要があります。


特に、「いじめ」という重く深いテーマの場合は、なおさらです。
大変申し訳ありませんが、お話を伺ってから、まだ2時間程度しかたっていない本日のところは、小森さんが話された、「私にとって」印象的なキーワードをご紹介させていただくという段階で、ご容赦ください。

 

●大人は、「いじめ」に関して、いろいろと勘違いをしている。そこを認識しないと、適切な対応はできない。
●いじめを受けている子は、一日一日がまさに「生き地獄」。もうこれ以上は我慢できない、待てない、限界であるという切羽詰まった状況を理解し、キャッチした時点で速やかに対応しなければならない。
●今のいじめは、「圧倒的な恐怖」。その圧倒的な恐怖を前にして、「NO」は言えない。
●「いじめ」は悪いことだと、実は、子どもたちはみんな知っている。知っていて尚、いじめという行為をしてしまうのはなぜか? それを考えていくことが大事。
●昔と違って、今はどの子も、「被害者」「加害者」「傍観者」、それぞれに所属している経験があると考えた方がいい。つまり、「被害者」のみならず、「加害者」も「傍観者」も、みんな「いじめ」の被害者なのである。
●「加害者」となっている子どもの抱えている背景にこそ目を向け、言葉をかけ、心を砕いていくことが必要。
●子どもを何とかしようとするのではなく、まず、大人自身が、自分の対応を見直し、考え直す中で、子どもにとって安心して相談できる存在になっていくこと。

 

小森さんご自身がご経験されたことはもちろんですが、1000回以上の講演をされながら、直接、たくさんの子どもたちの声を聞く中で紐解けてきた「いじめ」の実態についてのお話をこそ、しっかりと策定予定の「国分寺市いじめ虐待防止条例」の中に盛り込むべきと考えます。

tomoko