働くおかあさん④

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子どもの病気

風邪だけでなく、インフルエンザも流行っているとのこと。
いつの間にか、子どもがセキをしても気にならなくなりましたが、ついこの間までは、本当にぴりぴりしていました。セキや鼻水が出始めると、「もしや、熱が出るのでは?」とハラハラし、「どうか、熱が上がりませんように・・・」と祈っていました(大げさではなく、本当に)。
熱を出す子ども自身が一番苦しいのはわかりきったことですが、仕事を休まねばならない親(特に母親が多い)もまた、辛い状況です。
みなさん、どうされていますか?

ちょうど4年前、明日が再就職の初日だという日に、まだ1歳だった下の子が39度の熱を出したときには、呆然としました。
夫に頼み込んで初日は午前中だけなんとか出勤できたけれど、2日目は欠勤。3日目はだましだまし保育園に連れて行ったものの、熱が39度近くまで上がり、「このままでは肺炎になる」と医師から診断を受けたとの連絡が入り、あと1時間弱を残し早退。泣きながらお迎えに行きました。
事業主からは、「仕事を取るのか、家庭を取るのか」という趣旨の電話があり、「本来は二者択一するものではないが、そこまで言われるのなら家庭を取ります」と答えたにも関わらず、「そんなに簡単に辞めてもらっては困る」と逆にとりなされ、退くに退かれず、進むに進まれずという状態。

そんな八方塞の状況の中で考えたことは、「これから先、自分はどういう人生を進んでいきたいのか」ということでした。その方向を見定めることによって、「今ある困難に対して、自分はどう対処すればいいのか」が、おぼろげながら見えてきました。
まず、困難に対して、「子ども」を原因にして逃げるのではなく、「働き続けたい」と希望する自分自身のために、真正面から立ち向かっていこうということ。
次に、保護者としてひんしゅくを承知で仕事を休む覚悟、働く者として自分の請け負った仕事を達成する責任、その両方のバランスをうまくとっていくこと。確かに、最初は難しいかもしれない。でも、決して無理なことではないはず。
頑張ろう、もう少し頑張ってみよう。
自分自身にそう言い聞かせながら向き合った試練は、今に活きているような気がします。
いつの間にか子どもたちも大きくなり、発熱でビクビクすることもなくなりました。けれども、あの頃の苦悩を過去のものとして片付けるのではなく、今もなお、小さな子どものいる就業女性の苦悩として脈々と続いている課題であるという認識のもと、それをどう解決していこうかと考え続けています。

tomoko