不登校の問題について(議会質問③)

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支援体制の構築が急務!

私がこれまで、市民の方からお聞きしたところによると、
不登校の問題に関して、
家庭内では母親、
学校内では担任の先生、保健室の先生、スクールカウンセラー、生活指導の先生、あるいは校長先生、
市としては教育指導室、トライルームなど、
それぞれ単独での取り組み、あるいは、抱え込んでいるという状況が少なくないとのこと。

学校に行けない、行きたくないという原因と背景は、
実に多様で複雑で、その子その子によってもいろいろと違うし、
また、同じ子どもであっても、時期によっていろいろと変わってくる。
だからこそ、特定の人の思い込みで対応したり、あるいはしなかったり、
どの子に対しても、どの時期にもワンパターンの対応というのでは、
残念ながら本当の支援には繋がらない。

苦しんでいる子どもたち、そして、その子どもを支えている保護者、きょうだいを含めたご家族の皆さんを支援していくためにも、
ぜひ、とにかくいろいろな人やしくみと連携して、
支援体制をつくっていただきたい。

そこで、この質問をするにあたり、
他ではどのような取り組みが行われているのか調べたが、
特別支援教育の支援体制に、とてもよく似た支援のしくみが、
不登校の問題でも求められていることがわかった。

以前にも提案しているが、
特別支援教育の支援のしくみの中に、不登校の課題も含め、
一人ひとりにあった個別支援計画を作成し、
いろんな人の関わりによって、
継続的にアプローチする体制を整えていただきたいが、いかがか。

教育長⇒その件に関しては、これまでもご意見をいただいてきたが、本市における特別支援の検討委員会では、限られた部分での検討をしており、障がいという部分で取り組んできていると答弁してきた。いずれにしても支援チームをつくり、特別な支援を必要とすることでは共通している。ご指摘は、十分理解しているつもりである。

市が定義している特別な支援を必要とする子どもの中には、
周囲の無理解や認識不足などから、
学校に行けない、行きたくないという状態にある子も
いるのではないか。
そういう場合であっても、あくまで「学校に来ている子」しか、
支援しないということか。

教育長⇒そんなことはない。学校に来ていようと、来られない状態にあろうと、それぞれサポートチームをつくって対応をしていることに変わりはない。

そのときに、特別支援の対象となる子どもかどうかという判断は、
非常に難しい状況である。
国分寺市では、診断名が明確になっていなくても、特別支援の対象としている現状があることから、
できれば、もっと広い子どもたちを対象にしていただきたいと、私は思っている。
たとえば、他自治体の通級指導学級では、国分寺市が定義している特別支援の対象となる以外にも、
心因性の緘黙(かんもく)や不登校の子どもたちも、対象にしているところもある。
そういうことを含めて、今、残念ながら、不登校の子どもたちを支援する体制が、なかなかとられていない。

以前も申し上げたが、
今までは課題を抱えた子どもたちを、これまでは担任が抱え込んでしまったり、
逆に、担任のマンパワーのみにお任せした経緯があった。
でも、特別支援教育が導入されることにより、
組織的に支援する方向性が示されたことは、
なによりも子どもたちを支える上で非常に大きな力になる、
その点を、私は非常に期待し、評価してきた。
不登校の問題、いじめの問題に関しても、
同様に、組織全体でその子を支えていくという取り組みが、不可欠である。

その点を十分にご認識いただいて、
国や都が制度として決めたから、そのことに関してはそれに則ってやるけれども、
それ以外に関しては、また別の話というのではなく、
国分寺の子どもたちのニーズや課題に合わせて、
逆に今ある制度を使いこなしていく、という発想があってもいいと思う。
未然防止の視点も含めて、ぜひ必要な支援体制であるので、
早急に取り組んでいただくようお願いしたい。

tomoko